領土奪還は戦争で?


丸山穂高議員の発言は良くない。これは私のような一介の庶民でも言いきれる。

私がまず第一に感じたのは、親子以上の年齢差のある人に対する礼儀と遠慮の
なさだ。仮にも戦争を実体験し、その恐ろしさが身にしみている人に対して、
何ということを聞くのか。戦争をすれば同じ境遇の人が増えるのだぞ。

戦争のことを口にするなら、そのような人の深い心の傷に配慮して、戦争は最
悪の選択という認識のもとで、穏やかに話をすべきなのだ。「戦争しないとど
うしようもなくないですか」とは何事か。誰がどう聞いても、「そうだね戦争
して取り返すしかないね」と言わそうとしているとしか思えないではないか。

現実には、今も世界のあちこちで、戦争により取った(取られた)領土が多数
あるだろう。だが「戦争で取り返すしかない」と考えるなら、それは怨嗟の再
生産にしかならない。もどかしいほどに時間がかかるかもしれないが、戦争以
外の手段で解決を図るべきなのだ。

彼が後日口にしている「言論の自由」とか「戦争を議論できない状況でいいの
か」というのは、それ自体が正論だったとしても、自分の行為に対する言い訳
としては全くの的外れだ。

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